AT車からMT車に乗り替えて改めて気づく事

FK8シビックタイプR

MT車に乗り替えて改めて気付いた事があります。
前方に意識をちゃんと向けておかないと
信号待ちで青になったのが気付き遅れた時は
AT車の様にアクセル踏んですぐにビューと走れません。

MT車では信号待ちの停車中
ギアはニュートラルでクラッチも踏んでいません。
ちょっとのよそ見で青信号になったのを気付き遅れたら
あわててクラッチ踏んで1速に入れてスタート出来ればまだイイ方、
焦りすぎて雑な半クラでエンストした場合にはもっと焦る事になる。


ここ最近で一度だけこの様なシチュエーションがあったので
とても印象に残りました。
ちゃんと前向いて信号や前方の車に気をつけていれば全然問題ありません。


そこで思ったのが、今の様にAT車が9割を占める以前の車社会では
MT車は傾斜がある所では後に下がってしまう事があるから
車間距離をとっておく事とか
スタートは変速動作があるからビューと原付みたいに動かなくても
全然気にする事ではありませんでした。
周りも同じ感じだし。


AT車だと道路上は、ある意味せっかちで
運転意識はほどほどに散漫になってても
運転できてしまう事に気付きました。

最近、高齢者こそMT車に乗れば事故が減るといった
主旨の記事を見かけますがあながち外れではない様に思います。
むしろ高齢者だけじゃなく車乗る人が皆マニュアル車だとすれば
もう少し違った車社会になっていた気がします。


運転に自信ない人は多少の距離や用事では運転しなかったり
今の様な最新安全装備が必ずしも必要であったわけでもなく
車両価格も適度に落ち着いていたのだろうと思ったりします。


私は販売されている車が高くなってしまったのは一昔前の車より
標準装備品が増えているから仕方ないと思っています。
軽自動車が230万円でも実車を見て乗れば、
今はそんな感じなんだなと納得してしまいます。
ハイブリッド、電気、先進安全装備
車両価格はまだ上昇していくんだと思います。


今の時代にMT車は、車好きが運転とは何かを悟らせてくれる
貴重な存在だと感じます。
前方への意識は明らかに向上します。
また、ナビや携帯を走行中に操作しようという気も減ります。
ストップアンドゴーが多い都市部では
人間変速機状態です(笑)


AT車の交通事故が増えたのは
アクセルとブレーキを踏む単純動作しかないから
気は緩むよねって今は思います。
家にはAT車とMT車の両方があるので
運転意識の違いをはっきり感じています。
安全第一で運転を楽しめたらと思います。